新日本製鐵系列の電磁鋼板専門商社「電機資材(株)」(本社=東京都千代田区、山田勉社長)と、 「(株)エス・エッチ・ティ」(本社=大阪府、吉森平社長)は共同で、ソレノイドを主な用途とした高精度小型巻コアの販売活動を開始する。 ソレノイドは産業機器を中心としたあらゆる分野の必需部品の一つで、鉄芯を励磁及び解除する事で可動部分を動作させて、各種機械の位置制御や弁の開閉等を制御する機能の部品である。 この部品の性能を左右する鉄芯(磁性材)には、従来電磁鋼板の打抜き積層品や電磁軟鉄・電磁ステンレス等の切削加工品が使用されているが、許容されるスペース制約の中で、十分に大きな駆動力や速い応答速度等を得ることが難しく、小型軽量化・高性能化が大きな課題であった。 今回、新日鐵の高級電磁鋼板オリエントコアハイビーを使用した高精度小型巻コアの開発により、優れた素材の電磁気的特性(高透磁率、低保磁力、高比抵抗等)を活かして、従来製品よりも小型軽量化、高速応答化等が可能となった。 この高精度小型巻きコアは、電機資材の高級な電磁鋼板の調達・供給力及び高精度狭幅スリット技術と、エス・エッチ・ティが得意とする優れた小型巻コアの高精度・量産技術の組合せにより可能となったもので、今後、両社共同で販売活動を行なう。 尚、本技術は最初の実用化例として「潟Rガネイ」(本社=東京都小金井市 空圧油圧機器大手 メーカー)から発売された電磁弁「K2シリーズ」に採用され、同社従来品との比較で電磁弁としての画期的な性能向上(従来機種比約4割の小型化、応答時間半減、3倍の大流量化、消費電力半減、長寿命化等)を実現している。 今後、同様な電磁弁(ソレノイドバルブ)での適用拡大、その他一般のソレノイド分野での応用・展開が考えられる。 また更に、本技術は、環境対応ニーズが急激に高まる自動車分野において、ハイブリッドカー及び電気自動車に代表される電動化や、小型軽量化という基本要請に合致した技術であり、この分野での幅広い適用が期待される。 |
電機資材とエス・エッチ・ティは共同でソレノイド用高精度小型巻コアの販売活動を開始
〜さらに自動車分野への適用拡大に期待
電機資材株式会社 技術企画室
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